Pillar婆ちゃんの玄関前・・・紫陽花が見事に咲き誇っていてね・・・Pillar婆ちゃんはホントに花を育てるのが上手なんだ・・・牛豚の世話や畑仕事に忙しいから花の手入れなんかやってるの見た事ないんだが、数十メートルほどの通路の両脇はいつも季節の花が咲いてる・・・

紫陽花は大輪過ぎて活花にはならないと思ったがアンマリ見事に咲いているので挑戦してみた・・・でもどうやっても活花にはならなくてタダの花束になってしまうハハハ・・・でもスペイン人は俺が内心「ウマクいったな」と思う活花を見ても大抵無言で、こんなブーケみたいなモノを「美しい」と称賛する・・・西洋人と日本人の感覚はこの辺がホントに違うなあ・・・

紫陽花ではモウヒトツだから小型のコスモスのような野花を鉄瓶に投げ入れた・・・なんだかこれも寂しいけど、数日すると根元の苔が水を吸って極小の花を咲かせるからもう少し良くなるはずだユウジ・・・俺は御神木の周囲をこの苔で覆いたいと思ってるんだ・・・

元より俺は活花を習った事も無いし芸術的素養も皆無だからおいそれと「華を活ける」などとは云えないが、それでも先日から我流で堂内に花を置くようになったら萎れてくると気になってね・・・一週間に一度くらいは山にあるモノで堂内を飾るようにしてるんだ・・・山奥の独居で誰が見るでもない室内だが、花があるのと無いのでは全くナント云うか雰囲気が異なってね・・・「花の氣」と「聖堂の氣」が交流している感じがするんだよユウジ・・・活花と土壁とか太い松の梁や柱とか草筵とかが交信するというか・・・どう表現したらいいかな・・・それまで無言だった彼らがヒソヒソと話し始めてる感じ・・・だからどんなに下手くそでも面白いから続けてるんだよハハハ。
