クリスマスの前々日、朝から豚の悲鳴が聴こえる、、、(ああ、クリスマス用にブタを、、、)と気づいたが、朝からずっと断末魔の悲鳴を聞かされるのは、、、
翌朝、ピラール家から賑やかな話し声が聴こえるので、きっと娘のマリー一家が来ていると思い、挨拶に行ったら、、、
娘婿のマヌエルと水道屋のオッサンが4頭の豚を解体していた。斧と金槌で叩き斬っていくんだから荒いモンダワ、、、どうも1年間育てた豚を毎年今頃屠殺して、娘一家と分け合い、余る部分は友人達に売るようだな、、、昼過ぎにピラールが来て、「今夜の8時に夕食に来なさい」と言う、、、(コリャア又毛の生えた豚肉を、、、)と、思ったが!せっかくの好意を断るわけにいかない、、、ユウはさかんに「あれほど肉は食べないと云ったのにオカシイなあ」と言うが、、、とにかく招待されたんだからしょうがない。ワインを持って参上したんだ。
ところがピラール婆ちゃん優しいなあ、、、豚肉は山ほどあるのに、それに彼女たちにとって自家生育の豚肉は最高の御馳走なのに、、、クリスマス前夜の夕食に、肉は全く使わないでエビとイカとクリームコロッケの晩餐を用意してくれたんだ、、、それとクリスマス用かなあ大きな輪っかのパン、ケーキと裏山のリンゴで作ったジャムとプリンの合いの子のようなデザート、、、どれもこれも凄く美味しかった。一枚の皿をその辺の布で拭っては海老もパンもデザートもそれで食べる簡素で合理的な食事だが、やはり料理は心だなあユウジ!
お腹いっぱい戴いて帰ってきた。天気が良いから昼間みたいな月明かりで良いクリスマスだったよユウジ。
ところで電気が切られ発電機も調子が悪いので、iPadの充電がままならないからブログも書きそびれてるんだ、、、台所の建築も電気工具が使えないので遅々として進まないしなあ、、、しかしこのところ妙に天気が良くて、どうやら暴風の季節は過ぎたようだ。禍福は糾える縄の如し、、、悪い事ばかりじゃないなあユウジ、、、じゃあ衝撃写真をクリスマスプレゼントという事にして、良いお年を!