母屋周りの整地

路盤を削っている内に、母屋の周囲を全部整地してしまおうという気持ちになったよユウジ。もちろん母屋完成の暁には周囲の整地もやるんだが、それは後でいいと思っていたんだ。しかし母屋の床高を決定するには、当然周囲の地面の高さも関係してくる。床は外の地面より高くないと湿気が来るからね。

しかしここの場合、建物が斜面に沿う形で建っているので、内部の地面も南側は低く、北側は高い、、、つまり外と同じく30度ほどの斜面なんだ。

何故こんな事になってるかというと、一階部分は牛舎か豚舎だったんだな。牛や豚もこんなに傾いた地面で飼われたんじゃオチオチ眠れなかったろうと思うが、、、それでもちろん俺はブタじゃないから床は水平にするが、南北の高低差が1,5メートルくらいあるので、そのまま水平にすると北側の床が外の地面より80センチくらい低くなってしまう。北側は山が迫っているので、雨が降ると山から流れてくる水で水浸しになってしまうんだ。それでできるだけ北側の地面を削り下げ、山からの水気を遮断しなければならない。

それで北側の地面をどれだけ下げられるか周囲を掘ってみたんだ。

石壁と地山の接点が判るかい?            アップしてみるか。

画面の真ん中辺りから下(写真では下に見えるが実際は下じゃなく手前なんだが)は地山で、30度くらいの右上がりに石が積まれているだろ。写真左側に入口が見えるが建物右側(北側)の地面も、この入口の路盤高まで下げないと建物内部の床高より下がらないんだ。しかしそうすると建物の基礎石がぐらついてしまう、、、まあそれは掘ってみる前から予想はしていたんだが、、、だから北側の壁から1メートルくらい離して、床高より50センチくらい低い排水溝を掘って、水気を遮断しなければならん。せっかく改修しても部屋がジメジメするんじゃ堪らんからなあ、、、!

大掛かりになるが、この際土砂選別の装置も解体し、Shinbokuの横のコンクリート舗装も割って、母屋周囲を水平に整地して排水路も作ってしまおうと思うんだ、、、その方が石積み作業にも都合がいいからね。

さて明日から岩盤とコンクリート割だ!