失敗失敗!

失敗したよユウジ!

今日は天気も良くて、外で梁の上に建てる支柱とその上に渡す棟木を作り始めたんだ。

張り付いている松皮を剥がす為、小さい木槌を使ってたんだが、握りの部分が太すぎて使いにくいので、卓上丸ノコで削ぎ落としてた、、、うっかりしてなあ、、、右手人差し指を回転刃に当ててしまった!

ちょっと傷が深くてね、、、第一関節から先の肉の半分が飛んでしまい、骨も半分削れてしまった、、、すぐモグサで包んで固くテープを巻いたので出血は止まったが、回復の過程で肉が骨を包んでくれるかどうかは分からない。

Iに知らせたら心配して「すぐ病院へ行け」と云うんだが、こういう怪我で病院へ行くとどんな治療するかはよく知ってる。

スパッと切断された指や脚なら、骨や肉を繋ぎ合わせて縫合し、鎮痛剤と抗生物質を処方する、、、しかし丸ノコやチェーンソーの傷は皮膚や肉がグチャグチャになってるし、この場合は指先なので、第一関節で骨を切断し少し残っている肉で包み込むように縫合するだろう。

しかしなあユウジ、俺はこのまま自然治癒させてみようと思うんだ、、、自然治癒って云うが、、、そもそも怪我だって病気だって、どんな治療をしたところで、治すのは自然治癒力だからなあ、、、俺はこれまで何度も怪我をしてきたが、傷が治る過程を振り返ってみると、身体というか、活力というか、それが働いて治っていく事はハッキリしている。

骨の再生力は想像以上に凄くてね、俺の両手の指を7本複雑骨折した事があるが、1ヶ月で再生した経験がある、、、だから半分削れて残っている人差し指の骨も表面に膜さえ張れば再生する可能性があると思うんだよ。

グチャグチャ状態で放っておくのは無茶だと云われるかも知れんが、利き手の人差し指の先が無くなると、かなり不便だし、こっちの病院へ行ったら言葉も通じないから、、、その間のやりとりを想像しただけでウンザリだからなあ、、、ハハハ

まあ傷が治っても骨が突き出ていて不便だったら、帰国した折にでも手術すれば良いしな、、、こっちだと保険が無くてヘタな手術で高い治療費取られる恐れも、、、残高不足で骨切ったところでストップなんかされたら目も当てられんからなあハハハ!

この件を書くとユウジたちが心配するとは思ったが、毎日をありのまま書くのがこのブログの本義だから、そのまま書くわ、、、

丸ノコやチェーンソーが危険な事はよく承知していて、今日も厚手の皮手袋をはめて作業していたんだ、、、それで何故意識が回転している刃から離れたか思い返してみた。

俺は一昨年の4月に此処へ来て、その直後に、過去20数年、全てを捧げたと思ってやってきた俺の歩みを全否定するメールを受け取った、、、正直言って「この恩知らず共め!」と、燃え上がる怒りのやり場が無い苦しみを味わったよ、、、時間と共に怒りも静まってきた頃、もうひとつの試練がやって来た。

それはレナリとの別れだ、、、余生をレナリの養育にかけて行こう、、、このナロガをレナリに残せる聖地にしよう、、、そう考えて気をとりなおして建設に励み出した矢先だった。

この2つの試練を受け続けた1年間、繰り返し襲ってくる怒りや哀しみに翻弄されていたんだ、、、でもそうやって苦しむ内に、苦しむ元凶は自分の意識世界にあるという事が解って来た、、、まあこの事は既に何度もブログにも書いたわけだが、、、偉そうに書き記しながら俺はそれを頭で知るだけで実際には会得してないわけだ、、、何度も何度も思い知らされてる、、、

何故それが判るかと言うと、頭で判って波立つ心を抑えていても、どうしても怒りや哀しみが浮かび上がってきて、それに心が囚われた時、必ず事故や災難に見舞われるんだよユウジ、、、まるで孫悟空の金輪のように、心が邪な方に走ると天罰が下るわけだ!

俺には3人の息子がいて、もう全員独立した社会人だ、、、聖堂に屋根をかける段になって資金が無くなり少し応援するよう連絡したんだが断ってきた、、、俺が困って頼んだら当然100万や200万はすぐ用立てするものと思っていたので凄く腹が立ってね、、、ハハハ、、、考えてみれば俺が何を想ってこの地に来て何を目的に聖堂を建てているのか、、、彼らは知らないし知ろうとも思わないだろう、、、つまり意思疎通が全く出来ていないわけだ、、、だから一方的に俺が腹立ててもしょうがないわけなんだが、、、そう想い直して腹立ちを納めていたんだ、、、それで資金不足でも建設を進めるために、材木購入は諦めて、地境の山から松を切って運び出し、それをツギハギして作業を継続していた。

ところが植林してそれなりに手入れされた木じゃないから曲がっていて非常に加工が難しい、、、まず細かい部分まで皮を剥ぐだけでも凄く手間がかかる、、、そしたら「あの息子共、俺が金ある間はハイハイ言ってて、、、元が取れそうもないと掌返しか!」と俺と息子との関係に今更ながら虚脱感を覚えてね、、、フッと気が逸れた瞬間、手を回転刃の上に置いてしまったんだよユウジ!ハハハ判り易いだろ、、、まず今のような心境でこの聖堂を建てる事は許されない事だけは確かだな、、、

さっき御神木と相談したんだ「聖堂を建て続けて良いのか」とね

「怒りも哀しみも幻想だと肝に銘じるから再チャレンジさせてくれ」とね、、、

ユウジ、御神木(本然の俺)が了解するなら、人差し指に皮が張る筈だ、、、それを信じてモグサで包んで治してみるよ、、、だから安心してくれ、、、爪も指先も飛んでしまっても指先が使えるようになるかどうか、、、これも興味深いだろ、、、少なくとも1ヶ月ほどブログのネタには困らないなハハハ!